トーナメントルール

JOPTは、優先すべきオフィシャルルールを設けていて、そのほかについては、Poker TDA Ruleで補足します。公正で円滑なポーカートーナメントとするために、プレイヤーもルールを正しく把握しましょう。

1. フロア

フロアは、トーナメントディレクターとフロアリーダー、フロア、サブフロアのことで、トーナメントディレクターはその他のフロアの決定を取り消す権利がある。フロアの判断で、予告なくトーナメント内容を変更することがある。

2. 公式言語

公式言語は、日本語と英語とする。

3. プレイヤーの本人確認と年齢確認

トーナメントスタッフは、本人確認のために会員アプリや身分証の提示を求めることがあり、プレイヤーはこれに応じること。

4. 電子機器や通信の規制

ライブ配信を行なっているテーブルでは、デバイスのほか、イヤフォンやヘッドホンの使用を禁止する。
そのほかのテーブルでは、通話とハンドをもっているときのデバイスの利用を制限する。
なお、GTOなどのポーカーストラテジーツールはトーナメント参加中の使用は認めない。

5. エチケット違反

喫煙所以外での喫煙や電子タバコの利用、大声での会話、他人に迷惑となる行為なども、エチケット違反となる。

6.トーナメントの開始

3名以上のチップが置かれるまで、そのテーブルではゲームを始めない。

7.エントリーのキャンセル

全てのプレイヤーは、エントリーする時に希望のトーナメントかどうか確認することは責務であり、希望に沿わないトーナメントでプレイを始めたあとは、エントリーをキャンセルすることができない。
プレイヤーは、エントリー締め切りまでに配席されている必要があり、まだ配席がされていないプレイヤーのエントリーはキャンセルされる。また、受付が締め切られたあと、一定時間着席しないプレイヤーのエントリーもキャンセルされる。

8. エントリー制限とチップ放棄

プレイヤーは各トーナメント(各フライト)に計4回までエントリー(リエントリー3-cap制)できる。ただし、予選トーナメント(サテライト)はこの制限を受けない。
プレイヤーは、フロアへの申告のもとチップを放棄することができる。取り除かれたチップはフロアによりアナウンスされる。

9. シーティング

配席されたプレイヤーは、すぐに着席しなければならない。
新しいプレイヤーとテーブルブレイクで移動するプレイヤーは、SBとBTNの間のポジションに配席されることがある。このとき、プレイヤーはそのゲームからプレイすることができない。 
TDA第8項-A を変更

10. ショーダウンでのショーカードとキル

ライブハンド及びショーダウンしたカードは、ポットが正しく付与されるまでプレイヤーの手の届く範囲で保持すること。アクティブなプレイヤーのハンドが誤ってキルされてしまったときは、フロアが呼ばれる。

11. 順序に沿ったショーダウン

オールインがないショーダウンで、自然にカードが開かれないときは、TDAルールに沿ってディーラーがその順番を指定する。
TDA第17項-A を変更

12. チップのカラーアップ

カラーアップでは、チップレースは行わず、プレイヤーごとに端数を切り上げる。

13. リバイ

席に留まった状態でのリバイは認めない。

14. クロック要求

プレイヤーからクロック要求があったときは、フロアが呼ばれる。クロック要求の承認や残りの考慮時間はフロアの裁量による。

15. タッグチームなどの特殊トーナメント

タッグチームなどの、チーム内でハンドの内容を共有することが許されている特殊なトーナメントでは、そのチームをワンプレーヤーとする。ワンプレイヤー内での会話や相談、アドバイスなどは、ほかのプレイヤーに聞こえないようにすること。

16. オールインボタン

オールインボタンは、テーブルにつき1つが用意され、ディーラーが管理する。オールインがあったときは、コミュニティーカードが置かれる場所の上に置かれる。
ディーラーは、オールインをしたプレイヤーに対して、チップを前に出すよう求め、プレイヤーはそれに応じること。
TDA推奨手順-1 を変更

17. ブリンギングの禁止

ディーラーはブリンギングを求められても、それに対応しない。

18. アンティ形式

シングルプレイヤーアンティが使用されるときは、BBアンティ形式(BBA)を採用する。BBのプレイヤーがアンティとBBを全額ポストできないときは、BBを優先してポストし、残りをアンティに入れる。

Update at 2024.11.28

Poker TDA Rules

Poker TDAは、2001年に設立されたポーカー業界の任意団体である。ポーカートーナメントルールの世界的な統一性を高めることが使命である。Poker TDAルールは、ハウスルールを補足する。ハウスルールとの競合があったとき、ハウスルールを適用する。

10 Poker Manners by JOPT

すべてのプレイヤーに心得てほしい10のマナーをまとめました。

心地よく、安心してポーカートーナメントを楽しんでいただくために、ぜひ目を通していただければ幸いです。

1. ゲームの始まりは、確認と挨拶から。

テーブルとシートを確かめたら、速やかに着席をお願いします。席に着いたらスタックに過不足がないか確認し、同卓者への挨拶を忘れずに。

2. チップとハンドは、誰からも見やすく。

テーブルの全員から見やすいところにチップとハンドを置いてください。チップは20枚積みで、高額チップは一番目立つ位置にお願いします。

3. アクションは、明快に。

ベットやレイズは分かりやすく行ってください。額を発声するのが一番安全です。ベットする際は、出したい額を一度に出してください。

4. 順番を守って、心地よく。

アクションは、自分の番が来たことを確認してから行ってください。他のプレイヤーの迷惑となる遅延行為、不快感を与える体臭や口臭にもお気をつけください。

5. モノにも、ヒトにも、丁寧に。

チップやハンドを乱暴に扱わないでください。また、プレイヤーやディーラーに対して恐怖心を与えるような言動はお止めください。

6. スマホは、ハンドを捨ててから。

ハンドを保持している時のスマホ使用は禁止です。やむを得ず通話する場合は、ハンドを捨て、テーブルから離れて行ってください。

7. すべてのプレイに、最大限の敬意を。

他のプレイヤーへのプレイ批判はお止めください。たとえ腹が立つことがあっても、ぐっとこらえるのがグッドプレイヤーです。

8. ショーダウンは、潔く。

ショーダウンの際は、モジモジせず、速やかにハンドをオープンしてください。特にオールインの時は全員すぐにハンドをあけるようにお願いします。

9. ハンドは、自分だけのもの。

ハンドは自分だけで確認し、アクションをするようにお願いします。他の人のハンドを見たり、プレイの相談はしないでください。(タッグ戦を除く)

10. 楽しいゲームは、正しいルールから。

すべての人が安心してプレイできるように、ルールの遵守にご協力ください。JOPTは、ルールに反する不正行為を厳しく取り締まります。

注意事項

JOPTに参加する際は、次の事項に同意した上でご参加ください。ご同意いただけない方は参加ができません。

  • 本名の公開に同意すること。ニックネームの利用を希望したときは、可能な限りニックネームを使う。ただし、SNSへのツリー投稿後など、投稿が修正ができないとき、修正されなくても、これに異議を唱えないこと。
  • 静止画や動画について、大会およびスポンサーなど関連する取り組みに限り利用に同意し、肖像権などこれに対する異議を唱えないこと。
  • JOPTで発生した一切の事故や怪我・病気などは、プレイヤー各自が責任を負うものとし、JOPTは一切の責任を負わない。なお、医師から感染症(インフルエンザ等)の診断を受けた方は、JOPTに参加できない。また、JOPTが他のプレイヤーに支障をきたす可能性があると判断したとき、一方的にプレイの中断と退場を指示することができ、これに対する異議を唱えないこと。
  • 貴重品の管理は、自己責任で行い、JOPTは一切の責任を負わない。JOPTで取得された紛失物は、イベント終了後所轄の交番に紛失物として届け出る。
  • 不正が発覚したときは、その競技の結果を一切無効とすることがある。また、該当のプレイヤーや事業者は今後一切のイベントに参加できず・加盟できない措置を講じ、これに対する異議を唱えないこと。
  • 法令によりご入場は、保護者連れであっても16歳未満の方は18時まで、18歳未満の方は22時まで。プレイ中であっても退場となる。
  • 弊社が必要と判断したときは、予告なく規約を変更することがある。

プレイヤー選抜(予選)

  • 予選は加盟事業者が実施するもので、競技結果に基づいてメインイベント等に出場するプレイヤーを選抜する。JOPTは、加盟事業者が選抜したプレイヤーを、メインイベント等に出場するプレイヤーとして認める。ただし、選抜方法の不正や違法性が疑われるときは、出場を認めないことがあり、それについて一切の異議を認めない。
  • プレイヤーが支払った参加費は、その大会に関わる会場費や人件費等の充当する預かり金とする。そこからプライズ(選手契約)は捻出されない。
  • メインイベント等のトーナメントが中止されたとき、別の日を定め、可能な限り同じ条件で実施できるよう努める。このとき、JOPTは支払われた参加費以上の保証は負わない。また、プレイヤーおよび加盟事業者は、損害に対して一切賠償請求をしない。
  • 天災事変、戦争、暴動、内乱、同盟罷業、争議行動、その他不可抗力によりトーナメントの遅延または不能が生じたときは、弊社は一切の責任を負わない。

禁止事項 / Prohibited Matters

公平な競技に影響を及ぼす可能性があるため、次の行為は禁止されています。フロアの判断により、失格などのペナルティーが課されることがあります。

  • 共謀行為(チップダンピングや通信機器などによる情報共有など)
  • 不正行為(アングルシューティングやReal-Time Assistance(RTA)などの使用、カードへのマーキングなど)
  • ゲーム中にハンドを見せたり、伝えたりする行為
  • ソフトプレイ(手加減など)やアドバイスを受ける行為
  • 円滑なゲーム進行を阻害する行為(アクションの遅延行為など)
  • 順番に沿わないアクション(OOT)
  • プレイヤーの責務違反となる行為
  • エチケット違反となる行為(禁止された場所での喫煙や電子タバコの利用、大声での会話や過度な私語など)
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