TDAルール(updated)

POKER TOURNAMENT DIRECTORS ASSN.

2017年版 ルール, Version 3.0, 2017年10月24日
推奨手順と付録

Poker TDAは、2001年に設立されたポーカー業界の任意団体です。ポーカートーナメントルールの世界的な統一性を高めることが使命です。Poker TDAルールは、ハウスルールを補足するものです。ハウスルールとの競合があったときは、ハウスルールが適用されます。

一般概念

1.フロアの決定

フロアは、その意思決定過程において、ゲームにとって最善の利益と公正性を最優先する。通常と異なる状況においては、公正性の利益にかなう常識的な決定が、厳密に解釈されたルールより優先されることがある。フロアの決定は、最終判断となる。

2.プレイヤーの責務

プレイヤーは、レジストレーションデータ及びシートの割り当てを確認し、ハンドをプロテクトし、自身の意図を明確にし、アクションを観察し、順番に沿って適切な用語とジェスチャーを使ったアクションを行い、アクションを行う権利を守り、カードを見えるようにし、チップを正しく積み、ハンドを持っている場合はテーブルにつき、ショーダウンとなった場合(※マックする場合を除く)は全てのカードを適切に開示し、ミスがある場合は口頭で指摘し、正当な場合にはクロックを要求し、速やかにテーブル移動し、他人と相談せず(1プレイヤー1ハンドルール)、ルールを習得した上でそれに従い、適切なエチケットを守り、原則としてトーナメントの秩序維持に貢献しなければならない。

3.公式用語及びジェスチャー

ベットに関する公式用語は、次に挙げるような、簡潔で間違えようのない、由緒ある宣言であるとする: ベット、レイズ、コール、フォールド、チェック、オールイン、コンプリート、ポット(ポットリミットゲームのみ)などである。地域独自の用語も、こうした基準を満たすことがある。また、プレイヤーは、アクションの際に、十分気をつけてジェスチャーを行わなければならない。 :テーブルをたたくジェスチャーはチェックとする。自らの意図を明確にすることは、プレイヤーの責務である。 標準的でない言葉やジェスチャーの使用は、プレイヤーの自己責任で行われるものとし、そのプレイヤーの意図に沿わない裁定を下される可能性がある。第2項及び第46項を参照のこと。

4.電子機器及び通信

テーブルでは電話で話をしてはいけない。呼出し音や音楽その他は、他の人に聞こえないようにしておくこと。ベッティングアプリやチャートなどは、ハンドを持つプレイヤーは使用してはならない。その他の機器や道具、写真撮影やビデオ撮影、通信については迷惑とならないようにすることとし、ハウスおよびゲームの規則に従うものとする。

5. 公式言語

ハウスは、テーブルで許される言語につき、明確に掲示、アナウンスする。

座席決め、テーブルブレイク及びテーブルバランス

6.ランダムで正確な座席

トーナメントとサテライトの座席はランダムに指定される。正しいチップ量を持って、間違った座席でプレイを開始してしまった場合、当該プレイヤーはその時点のスタックを持って、正しい座席へと移動することとする。

7.空席待ち、レイトレジスト及びリエントリ

A: 空席待ち、レイトレジスト、リエントリの際のチップはフルスタックとする。プレイヤーたちは皆同様の手順により、そのときの新プレイヤーのために用意された座席候補から、ランダムな方法でテーブルと座席を指定され、かつ、スモールブラインドとボタンの間のポジションを除く座席に指定されるものとする。

B:リエントリーイベントで、プレイヤーがチップを放棄して、新しいスタックをバイインすることが許されている場合、その放棄されたチップはプレイから取り除かれるものとする。

8.特別な対応

特別な対応が必要なプレイヤーに対し、可能な限り配慮をするものとする。

9.テーブルブレイク

ブレイクしたテーブルからのプレイヤーは、2段階のランダムな手順により、新しいテーブルと座席を指定される。彼らはSB、BB、ボタンを含む任意の座席につくことができ、SBとボタンの間を除いた、すべての座席に対してカードが配られる。付録を参照のこと。

10.テーブルバランスとプレイの中断

A: フロップゲームやミックスゲームでテーブルバランスを行う際、BBとなるプレイヤーが、シングルビックブラインドを含む最も悪いポジションへと移動することとなる。2回連続でBBをプレイすることになってもそのようにする。最も不利なポジションがSBとなることはない。スタッドのみのイベントでは、ポジションに従って移動する(ショートなテーブルで、最後に空いた席から埋めていく)。

B: HORSEなどのミックスゲームでは、ホールデムからスタッドにゲームが変わる際、ホールデムのラストハンドの後、次のハンドがホールデムだった場合に移動させるべきポジションへ、ボタンを移動させ、スタッドのラウンド中留め置かれることとする。スタッド中に移動するプレイヤーの座席はそれがホールデムであった場合にBBとなるポジションとする。ホールデムが再開するときのボタン位置は、ボタンを留め置いてあったポジションとなる。

C: どのテーブルからプレイヤーを移動させるかについては、事前に定めておいた手続で指定されるものとする。

D: フルテーブル(訳注:9人又は10人テーブルの)イベントでは、プレイヤーの最も多いテーブルより3人以上人数の少ないテーブルは、プレイを中断する。他のゲーム(例: 6人テーブルやターボ)では、TDの裁量により決められる。TDはプレイの中断を差し控えることがあり、それはミスディールではない。イベントの進行上TDの裁量でよりしっかりとバランスを取ることもある。

11.ファイナルテーブルのプレイヤー数

ファイナルテーブルは、そのイベントのフルテーブルでの人数に1人加えた人数で行われる。(例: 9ハンデッドイベントは10人。8ハンデッドのスタッドのイベントは9人。6ハンデッドでは7人となる)
11人以上でファイナルテーブルを行うことはない。ヘッズアップイベントには、本ルールを適用しない。

ポット/ショーダウン

12.宣言。ショーダウンにおいてはカードがものをいう。

勝者の決定では、カードが最終的な効力を有する。ショーダウンでのハンドの強さに関する口頭の宣言には拘束力がないが、故意にハンドを誤って宣言したプレイヤーはペナルティの対象となる。ショーダウンの際は、ディーラがハンドの強さについて判定をして、アナウンスしなければならない。いかなるプレイヤーもハンドに参加中かどうかに関わらず、ハンドの判定や計算、ポットの裁定が間違えていると考える場合は、その旨を口頭で指摘しなければならない。

13.カードの開示、勝利したハンドの無効化(キル)

A: カードの適切な開示とは、1)テーブルに全てのカードを表向きに開く、2)ディーラーやプレイヤーにハンドがはっきりと読めるようにすることである。「全てのカード」とは、ホールデムでは2枚の手持ちのカード、オマハでは4枚の手持ちのカード、7スタッドでは7枚のカードすべてを指す。

B: ショーダウンにおいてプレイヤー達は、自身のカードが読まれるまでは、ハンドをプロテクトしなければならない(第65項も参照)。完全にカードを開示せずに、自身が勝ったと思ってマックをする時、その行動は、本人のリスクで行っているものとみなされる。ハンドが100%取り戻せず、また特定もできずに、TDが当該ハンドを明確には読みとれないと裁定した場合、当該プレイヤーはポットを得る要求をすることができない。ハンドが十分に開示されたか否かに関するTDの裁定は、確定的なものとする。

C: 適切に開示され、明らかに勝者であるカードを、ディーラはキル(無効化)することはできない。

14.ショウダウン時のライブカード

開示されなかったカードを捨てることで、自動的にそのカードがキルされることにはならない。カードが100%取り戻せたり、特定可能であったりする場合、改めてそのハンドを開示することができる。
カードがマックの山に入れられる、もしくは取り戻せなくなり、特定が不可能になった場合、ディーラーによってそのカードはキルされたものとする。

15.ショーダウンとカードの破棄の反則

A: プレイヤーが、勝利のために必要な1枚のカードだけを開示した場合、ディーラーはそのプレイヤーに対し、全てのカードを開示するよう促すものとする。当該プレイヤーがそれを拒んだ場合、フロアが呼ばれることとなる。

B: プレイヤーがベットし(他のプレイヤーが残っているのを忘れ)勝ったと思いカードを捨てた場合、ディーラーはそのカードを持ち、フロアを呼ぶこととなる(第58項の例外)。カードがマックされて、100%の確実性を持って、それを取り戻したり、特定することができなくなった場合、当該プレイヤーには、コールされたベット分補償される権利がない。そのプレイヤーがベットやレイズを打ち出して、誰にもコールされていない場合は、コールされなかったベット分は返される。

16.オールイン時のホールカードのフェイスアップ

誰かがオールインし、ハンドに参加中の全てのプレイヤーの全てのベッティングアクションが完了すると、すべてのハンドはその時点で遅滞なく開示される。オールインをしたプレイヤーも、コールをしたプレイヤーも、ハンドをマックすることはできない。メインポット、サイドポットに参加中の全てのハンドは、開示されなくてはならず、すべて有効なものである。付録を参照のこと。

17.オールインのないショーダウンとショーダウンの順番

A: オールイン以外のショーダウンは、カードが自発的に開示されない場合や捨てられた場合には、TDがその順番を指定することがある。最後のベッティングラウンド(最後のストリート)において、最後にアグレッシブなアクションを行ったプレイヤーが、最初に開示する。最後のストリートでベットがなかった場合、最初にアクションをすることとなるプレイヤーが、最初にハンドを開示しなければならない。(例: フロップゲームにおけるボタンの左のプレイヤー、スタッドにおけるハイハンドのプレイヤー、ラズにおけるローハンドのプレイヤーなど)

B: オールインのないショーダウンで、1人以外がカードを開示せずに
マックした場合そのプレイヤーが勝利する。ライブカードを持つ最後のプレイヤーが勝ち、そのプレイヤーはハンドを開示しなくて良い。

18.ハンドの開示要求

A: ショーダウン時にカードを持っていないプレイヤーやハンドを開示することなくマックしたプレイヤーは、ハンドの開示を求めるいかなる権利をも失う。

B: リバーにてベットがあり、コーラーがハンドを持っているか、開示した場合に、そのプレイヤーの要求があれば、最後にベットを行ったプレイヤーのハンドを見る、絶対的な権利がある。コールした、別のプレイヤーのハンドの開示要求や、リバーベットがなかった場合などその他の場合は、TDの裁量に委ねられる。付録を参照のこと。(2013年採用)

19.ショウダウン時のボードプレイ

ボードプレイをする場合、プレイヤーは、ハンドを全て開示しないとポットの一部を獲得することができない。(第13項-Aを参照のこと)

20.余ったチップの付与

まず端数チップは、その時存在する最も小さいデノミで分けておく。A)ボードゲームで2つ以上のハイハンドやローハンドがある場合、余ったチップは、ボタンの左側から見て最初のプレイヤーに与える。
B)スタッド、ラズ、スタッド/8で2つ以上のハイハンドやローハンドがある場合、余ったチップは、スートの強弱を含む最も強い5枚のハイカードプレイヤーに与える。
C)ハイロースプリットでは、ポット全体の端数は、ハイに与える。D)ハイもローも全く同じ場合(例: オマハ8におけるウィール)は、ポットを可能な限り公平に分けるものとする。付録を参照のこと。

21.サイドポット

サイドポットはそれぞれ別々に分ける。

22.争いのあるハンドとポット

開示されたハンドの判定については次のハンドが始まるまで、異議をとなえることが可能である。(第23項参照)ポットの計算や授与でのミスについては、次のハンドでの実質的なアクションが起こるまで、異議を唱えることができる。ハンドが休憩時間に入ってから終了した場合、異議申し立ての権利はポットの授与から1分で消滅する。

一般手続

23.新しいハンド及びレベル

新しいレベルは、クロックがゼロになるまでアナウンスされない。(アナウンスされたら)次のハンドから、新しいレベルが適用する。ハンドは最初のリフル、オートシャッフラーのボタン押下、ディーラー交代のタイミングで始まるものとする。

24.チップレース、予定されていたカラーアップ

A: 予定されたカラーアップを行う場合、チップレースはシート1からはじめ、最大1枚のチップがプレイヤーに与えられる形で行われる。チップレースでトーナメントから敗退することはない。最後のチップをレースで失ったプレイヤーは、プレイに使用されている最も小さい単位のチップが1枚与えられる。

B: プレイヤーは全てのチップが完全に見えるように置かねばならず、また、チップレースに立ち会うことを推奨される。

C: チップレースの後、除外されたデノミのチップを持っていた場合、同価値の現在のデノミのチップに両替される。除外されたデノミのチップが、その時点の最小のデノミのチップに満たない場合、それを交換することなく、当該チップを失うこととなる。

25.カードとチップは、見やすく数えやすく管理しやすくすること。裁量によるカラーアップ

A: プレイヤーは、相手のチップを合理的に見積もる権利を有する。そのためチップは、数えやすいスタックで保持されるべきである。TDAは、20枚ずつのスタックを基準として推奨する。プレイヤーは、高いデノミのチップを常時判別できるように置かなければならない。

B: TDはプレイ中のチップ数とデノミを管理し、裁量でカラーアップを行うことがある。TDの裁量で行われるカラーアップについては、アナウンスされるものでなくてはならない。

C: プレイヤーは、ハンドを常にわかりやすい状態で保持しなければならない。

26.デックチェンジ

デックチェンジは、ディーラーの交代又はレベルアップの際もしくはハウスの指定通りに行うものとする。プレイヤーはデックチェンジを要求することはできない。

27.リバイ

プレイヤーはハンドをプレイせずにやり過ごしてはいけない。新しいハンドの前にリバイの意思が表明された場合、当該プレイヤーは、チップが後ろにあるとしてプレイし、リバイをしなければならない。

28.ラビットハンティング

ラビットハンティング(ハンドが終わっていなければ来ていたカードを明らかにすること)は、認められない。

29.クロック要求

合理的な時間が経過したというTDの判断がある場合、プレイヤーはクロックを要求することができる。また、そのイベントに参加中の、全てのプレイヤーが、クロックを要求できる。クロック要求をされたプレイヤーは、25秒に加えて5秒のカウントダウンの内にアクションを行わなければいけない。当該プレイヤーが、ベットをされた状態で時間が経過した場合、デッドハンドとなる。ベットをされてない状態である場合、ハンドはチェックとみなされる。ちょうどのタイミングの場合、プレイヤーのアクションが認められる。TDはゲームのフォーマットに合わせるためや常習的な遅延行為を阻止するために、アクションまでの時間を調整したり、別の手続きをとったりすることも認められる。第2項と第70項も参照のこと。

プレイヤーの存在/ハンドの資格

30.座席にいることとライブハンド

プレイヤーがライブハンドを持つためには、最初のディールで全てのプレイヤーに最後のカードが配られた時に、座席にいる必要がある。そのとき席についていないプレイヤーはハンドを見ることはできず、当該ハンドは即座に無効化される。当該プレイヤーのブラインドとアンティはポットに入り、スタッドタイプのゲームではブリングインのカードが配られた場合、ブリングインをポストしなければならない。プレイヤーがクロック要求をする場合は、着席している必要がある。「席に着いている」とは椅子に手が届く範囲にいることを意味する。本ルールはプレイヤーに対して、ハンドの参加中に席を離れることを推奨するものではない。

31.アクション継続中にテーブルにいること

ライブハンドを持つプレイヤー(オールインしているプレイヤーや、ベットの機会がないプレイヤーを含む)は、全てのベットラウンドとショーダウンが終了するまでの間、テーブルにいなければならない。テーブルを離れることは、ハンドをプロテクトし、アクションを追うことと相容れない行為であり、ペナルティの対象となる。

ボタン/ブラインド

32.デッドボタン

トーナメントプレイにおいては、デッドボタンを使用する。
(SBのプレイヤーが飛んだあとに、空席にボタンを置く方式)

33.ブラインドの回避

ブレイクしたテーブルから来て、故意にブラインドを回避したプレイヤーは、ペナルティの対象となる。

34.ヘッズアップ時のボタン

ヘッズアッププレイにおいては、スモールブラインドがボタンになり、プリフロップでは、最後のカードが配られ、最初にアクションを行い、他のベッティングラウンドでは最後にアクションを行う。ヘッズアップが始まるときには、ボタンは、どのプレイヤーもビックブラインドを2回連続でポストすることがないように調整する必要がある。

ディールルール

35.ミスディール

A: ミスディールは以下の場合に該当するが、これらに限定されない。1)最初のディールで、2枚以上のカードがボックスされたとき。2)最初のカードが間違ったシートに配られたとき。3)ハンドに参加できないシートにカードが配られたとき。4)ハンドに参加できるシートにカードが配られなかったとき。5)スタッドで、ディーラーのミスにより、あるプレイヤーのダウンカードが2枚ともエクスポーズしたとき。6)フロップゲームで、最初に配られる2枚のカードのどちらか又は計2枚のカードが、ディーラーのミスによりエクスポーズしたとき。ドローゲーム(例:ローボール)にはハウスルールが適用される。

B: プレイヤーはボタンで2枚連続でカードが配られることがある。(第37項を参照のこと)

C: ミスディールとなった時、再ディールは正確なリプレイとする。ボタンは動かさず、新しいプレイヤーは着席させずに、ブラインドも上がらない。ペナルティを受けているプレイヤーや最初のディールの際に着席していなかったプレイヤーにカードを配り(第30項参照)、その後それらのハンドを無効化する。最初のディールと再ディールはペナルティを受けているプレイヤーにとっての1ハンドとみなされ、2ハンドとはみなさないものとする。

D:実質的なアクションが行われた場合、ミスディールは宣言できず、そのハンドは続行しなければならない。(第36項を参照のこと)

36.実質的なアクション(SA)

実質的なアクションとは、
A)少なくともどちらか片方がチップをポットに入れる、連続した、2つのアクション(「2人がチェック」「2人がフォールド」以外の、任意の2続きのアクション)、または
B)連続した、3つのアクションの組合せ(チェック、ベット、レイズ、コールやフォールド)をいう。ブラインドをポストすることは、実質的なアクションの遂行とはみなされない。第35項-D及び第44項-Bを参照のこと。

37.少ないカード枚数でのボタン

通常よりも少ない枚数しか配られなかった、ボタンのプレイヤーは、そのことをすぐに報告しなければならない。配られなかったボタンのカードについては、その行われているゲームタイプが許す場合には、実質的なアクションがあった後であっても配ることができる。しかしカードの枚数が少ないまま、ボタンのプレイヤーがアクションをした場合(チェックやベットをした場合)、それはデッドハンドとなる。

38.実質的なアクションの後のバーン

バーンカードは、スタブをプロテクトするために使用されるもので、カードの順番を守るためのものではない。実質的なアクションがあり間違った枚数のカードのせいでハンドが無効化されてしまった場合、無効化されたすべてのカードはマックされ、以降のディーリングには偶然性が適用されることとなる。そのスタブは、通常のスタブとして取り扱われ、以降のそれぞれのストリートに対して、スタブから1枚だけ、バーンがされることとなる。

39.4枚のフロップや早く出されてしまったカード

フロップのカードが3枚ではなく4枚になった場合、それらカードが表になっているかどうかに関わらず、フロアが呼ばれることとなる。ディーラーは4枚のカードを裏返しにして混ぜ、フロアが無作為に、その中のカードを1枚、次のバーンカードとして選び、残りの3枚をフロップのカードとする。こうした早くディールしてしまったカードの取り扱いについては、推奨手順5を参照のこと。

プレイ:ベット及びレイズ

40.ベットの方法:口頭によるベットとチップによるベット

A: ベットは、口頭による宣言および/またはチップを前に出すことで行われる。プレイヤーがその両方を行った場合は、先に行われた方がベット内容を決定する。同時に起こった場合、明確で合理的な発声が優先されるが、それ以外の場合はチップによるものが有効となる。
はっきりしない場合や口頭による宣言とチップが矛盾している場合、TDは、その場の状況と第1項を勘案して、そのベットを裁定する。付録を参照のこと。第57項を参照のこと。

B: 口頭による宣言は、一般的な用語(コール、レイズ等)、額のみ(ワンサウザンドなど)またはその両方(レイズ、ワンサウザンド)で行うことができる。

C: すべてのベッティングルールにおいて、特定の額のみの宣言は、その額のチップを無発声で前に出した時と同じこととみなすとする。例:「ツーハンドレッド」と宣言するのは、黙って200点のチップを前に出すことと同じである。

41.順番に沿ったアクション

A: プレイヤーは順番に沿って、発声および/またはチップを前に出すことで、アクションしなければならない。順番に沿ったアクションは拘束力を有し、投入されたチップはポットに維持されることとなる。

B: プレイヤーはベットの額が明確になるまでは、自身のアクションを待たなければならない。
例: NLHEで、プレイヤーAが「レイズ」と言ったものの、額は言っていない時に、Bがすぐにフォールドしてしまった。レイズ額が明確になるまでは本来、Bはアクションせずに待っているべきである。

42.拘束される宣言/順番に沿ったアンダーコール

A: 順番に沿った、標準的発声による宣言(コールやレイズなど)は当該プレイヤーをその時点でのアクションに完全にコミットさせる。付録を参照のこと。

B: 最初に「コール」と宣言せずに、順番に沿ったアクションによりコールに必要な額よりも少ない額を宣言、あるいはチップを前に出すアンダーコールを、プレイヤーが(1)ヘッズアップの任意のベット もしくは、(2)マルチウェイでのオープニングベット に対して行った場合、当該プレイヤーはコールしなければならない。それ以外の状況については、TDの裁量で判断されるものとする。オープニングベットとは、それぞれのベットラウンドにおいて最初のチップによるベット(チェックではなく)である。ブラインドゲームにおいてポストされたビッグブラインドは、プリフロップにおける、オープンベットとみなされる。オールインボタンはアンダーコールの起こる頻度を劇的に減らすことができる(推奨手順1を参照のこと)このルールは、プレイヤーがフルコールしなければならない状況において、TDの裁量によりアンダーコールを放棄した上でフォールドを可能にするという処理をするためのものである。足りないベット、レイズについては、第43項を参照のこと。

C: 二人以上のアンダーコールが続けて起こった場合、一人目となるアンダーコーラーまでプレイを戻した上で、当該プレイヤーのベットアクションを、第42項-B に従う形で、修正させなければならない。他のベッターのハンドの取り扱いは、TDが状況を鑑みて決定する。

43.不正確なベット、足りないベット、レイズ

A: リミットとノーリミットにおいて、正しい最低限の額に達していないオープンやレイズは、そのストリートのどの時点であっても、修正されるものとなる(リバーの場合は、ショーダウンの始まる前)
例:ノーリミットホールデム。100-200のブラインド。ポストフロップでAが600にオープンし、Bが(200だけ足りない)1000へのリレイズをした。CとDがコールした後、Eがフォールドし、その間違いが発見された。ターンを始める前である場合、すべてのベッターに対して、ベット額を合計1200に訂正することになり、ターン以降に発覚した場合は、間違いを訂正しないままとなる。アンダーコールについては、第42項を参照のこと。

B: ポットリミットにおいて、不正確なポットのカウントに基づいた足りないポットベットがあった場合、ポットのカウントが高く間違えられたものであったのなら(本来できないベットの場合)、当該ストリートにおけるどの時点であってもすべてのプレイヤーに対し、その額を訂正し、ポットのカウントが本来より低く間違えられたものであったのなら、そのベット後の実質的なアクションがおこる前であれば、訂正されるものとする。付録を参照のこと。

44.順序に沿わないアクション(OOT)

A: 順番に沿わないアクション(チェック、コール、レイズ)のある場合、正しい順番のプレイヤーまで、アクションを戻すこととなる。順番に沿わないアクションは、ペナルティを受ける対象となり、また当該プレイヤーまでのアクションに変更がない時、そのアクションは拘束力を有するものとなる。本来の順番のプレイヤーのチェック、コール、フォールドは、アクションを変更するものではない。アクションが変わる場合、順序に沿わなかったアクションに拘束力はなくなり、ベットやレイズは当該プレイヤーに一旦戻された上で、コール、レイズ、フォールドの、全ての選択肢を有することとなる。順序に沿わないフォールドは拘束力を有する。付録を参照のこと。

 

B: 順番に沿わないアクションにより順番を飛ばされたプレイヤーはアクションの権利を守らなければならない。合理的な時間が存在したにも関わらず、順番を飛ばされたプレイヤーが、実質的なアクション(第36項)の起こる前に何も言わず、当該プレイヤーの後ろで順番に沿わないアクションが起こった場合、順番を沿わないアクションは、拘束力を持つ。アクションの差戻しと飛ばされたハンドの取扱いは、デッドハンドの裁定やアグレッシブでないようなアクションへの制限を含め、当該状況に適したものとTDが判断するような裁定につき、フロアが下すこととする。付録を参照のこと。

45.コールの方法

標準的で認められるコールの方法は、A)「コール」と言う、B)コール額と同じ額のチップを出す、C)無言で1枚のコール額以上のチップを出す、D)複数チップベットルール(46項)のもと、無言でコールと同等の複数のチップを出す。ベット額に比較してかなり小さな額のチップを出す(例: NLHEでブラインドが2,000-4,000のときに、Aが50,000のベットをし、Bが1,000のチップを1枚出す)のは標準的でなく、用いないことが強く推奨され、ペナルティの対象となり、フルコールとみなされるかも含め、TDの裁量で解釈される。

46.レイズの方法

ノーリミット又はポットリミットにおいては、レイズは、A)一回の動作ですべての額を前に出す、B)チップを前に出す動作を行う前に、口頭で総額を宣言する、または、C)ポットに対しコールの額を投入する前に「レイズ」と口頭で宣言し、その後、一回の追加モーションでアクションを完了させることにより行うことができる。Cのとき、コールの額以外の額でミニマムレイズに満たない額を最初に投入したとき、ミニマムレイズとみなされる。自らの意思を明確にすることは、プレイヤーの責任である。

47.レイズ額

A: レイズ額は、少なくとも、現行のベッティングラウンドにおける最も大きなベット、又はレイズの額と同額以上でなければならない。直前の最大ベットの50%以上、ミニマムレイズ未満のレイズを行ったプレイヤーは、ミニマムレイズを行わなければならない。もし、50%未満のレイズ額で最初にレイズを宣言しなかった場合、あるいは、そのプレイヤーがオールイン(第50項-B)ではなかった場合、それはコールとなる。額を宣言することと同じ額のチップを前に出すことは同義である。(第40項-Cを参照のこと)
例: NLHEで1000のオープンベットが行われた後、「フォーティーンハンドレッド」と口頭で宣言することと、1400点のチップを前に出すことはどちらも、その前にレイズと宣言がなければ、コールである。付録を参照のこと。

B: 他に明らかにする情報がなければレイズを宣言したときの額は、トータルのベット額である。例: Aが2000点でオープン、Bは「レイズ、8000」と宣言。このときトータルベット8000となる。

48.リオープニングベットト

ノーリミットとポットリミットで、合計でフルベットやフルレイズに満たないようなオールイン(または複数のショートオールイン)は、既にアクションを行い、自分にアクションが再度戻ってきたときに、フルベットやフルレイズ以上の額になっていないプレイヤーに対し、新たにベッティング機会を与える(リオープンする)ものではない。リミットでは、フルベットやフルレイズの50%以上がリオープンには求められることとなる。付録を参照のこと。

49.大きな額のチップによるベット

ベットやブラインドに際したプレイヤーが、1枚の大きな額のチップ(最後のチップを含む)を1枚前に出したとき、レイズが口頭で先に宣言されていない場合コールとみなされる。1枚の大きな額のチップでレイズをする場合、チップがテーブルに触れる前に宣言しなければならない。レイズが宣言されたが、額が宣言されなかった場合には、そのチップで認められる最大額がレイズ額となる。ベットに相対していない場合、宣言なしにポットにチップを投入すると、そのチップに認められる最大額のベットをしたこととなる。

50.複数チップでのベット

A: ベットに際しているときに、レイズやオールインを先に宣言せず、複数のチップ(最後のチップ全ての場合を含む)でベットする場合、どのチップもコールをするに必要な場合は、コールとみなされる。言い換えると、最も小さい額のチップを1枚除いても、コールの額未満のときは、コールとみなされることになる。例1: プレイヤーAが400にオープン。Bが合計1100へとレイズした。Cは、1枚の500チップと1枚の1000チップを黙って前へ出した。この場合はコールとなる。なぜなら、1枚の500チップを取り除くと、コール額となる1100に満たない額となってしまうからである。例2:25-50で、プレイヤーAがポストフロップで1050にオープン。Bは、最後のチップである2枚の1000チップを出した。この場合、レイズやオールインが最初に宣言されていなければ、コールとなる。

B: すべてのチップがコールするために必要ではない場合、たとえば最小単位のチップを一枚取り除いても、コール額以上の場合、1)プレイヤーの手元にチップが残っている場合は、第47項の50%基準にしたがって、当該ベットを裁定する。2)プレイヤーのすべてのチップを使ったベットの場合、それが50%基準を満たしているか否かに関わらず、オールインとなる。付録を参照のこと。

51.引かれなかった、前のベットの際のチップ

A: レイズに直面しており、前のベットに使ったものの引かれていないチップがある状態で、そのプレイヤーが黙ってベットをする場合は、
そのベットがコールとなるかリレイズとなるかは例えば次のような様々な要因に影響を受けることとなる。そうした要因には次のものが含まれる。・前のベットに使ったチップが今回のベット額をカバーしているか。・前のベットに使ったチップの一部が引かれたか。・すべての新しいチップがコールするために必要な額であるか。
・当該プレイヤーがなんらかの身振りをしたか。様々な可能性が存在するため、プレイヤーは新しいチップを、前のベットに使われて引かれなかったチップの上に置く前に、口頭でベット内容を宣言すべきである。特殊な状況では付録を参照のこと。

B.アクションの際に、前のベットに使ったチップを明らかに戻す動作を行った場合は、コールまたはレイズのアクションが義務付けられ、そのチップを戻してフォールドすることはできない。

52.許されるレイズの回数

ノーリミットのゲームにおいては、レイズの回数に制限はない。リミットゲームについては、トーナメントで残り二人になるまでは、ヘッズアップのときでさえもレイズは制限される。ハウスリミットが適用される。

53.許容されたアクション

ポーカーは、注意力と継続的な観察のゲームである。コールの前に相手のベットの正しい額を判断するのは、他者によって何を言われたかに関わらずコーラーの責任となる。コーラーがカウントを要求したがディーラーやプレイヤーから間違った情報を与えられ、当該チップの額をポットに投入した場合には、コーラーは完全な正しいアクションを受け入れたとみなされ、賭ける額やオールインを修正しなければならない。すべての状況でそうあるように、トーナメントディレクターの裁量により、特定の状況においては、第1項が適用されうる。

54.ポットサイズとポットリミットでのベット

A: プレイヤーは、ポットリミットゲームにおいてのみ、ポットサイズのカウントを要求する権利がある。ディーラーは、リミットまたはノーリミットゲームにおいて、ポットのカウントは行わない。

B: プリフロップでのブラインドのショートオールインはポットベットの最大額の算出に影響しない(訳注:ブラインドは規定額が出されたとしてポットベットを計算する)。ポストフロップでは実際のポットサイズに基づいてポット額を求める。

C: 「ベットポット」の宣言はノーリミットでは無効である。だが、当該プレイヤーは有効な額のベット(少なくともミニマムベット)を行わなければならず、ペナルティの対象となりうる。ベットを受けているプレイヤーの場合には有効なレイズをしなければならない。

55.無効となるベットの宣言

ベットに直面していないプレイヤーが、A)「コール」と宣言した場合、それはチェックとなり。
B)「レイズ」と宣言した場合、少なくともミニマムベットをすることとなる。ベットに直面しているプレイヤーが、「チェック」と宣言した場合、コールかフォールドをすることができるが、レイズはできない。

56.ストリングベット

ストリングベット/レイズの判定はディーラーが行う。

57.標準的でない、不明確なベット

非公式なベット用語やジェスチャーは、プレイヤーのリスクのもとで使わなければならない。これらは、プレイヤーの意図する意味以外に解釈されうるものである。また、宣言されたベットのサイズが法的に複数の意味を持つ場合、ベットをする前のポット額以下の範囲で考えられる最も高い合理的な額と判断されることとなる。例: NLHE 200-400で、ポットが5000未満であった場合、ここで「ベット、5」と言った場合、それ以外に明確な情報がない場合、ベット額は500とみなされる。仮にポット額が5000以上であった場合、ベット額は5000とみなされる。”ポットの額は、それまでに行われ、プレイヤーの前に出されている、ひかれていないすべてのベット額の合計である。”第2項、第3項及び第40項、第46項を参照のこと。

58.標準的でないフォールド

ハンドの最後のベッティングラウンドが終わるまでは、ベットが自分の番までないとき(チェックで回ってきた場合や自分がポストフロップで最初にアクションするプレイヤーのとき)に順序に沿ったフォールドや順序に沿わないフォールドは、いずれもペナルティの対象となり、かつ拘束力のあるフォールドである。

59.条件付きの、完了していない宣言

A: 将来のアクションに関する条件付きの宣言は、標準的ではなく、強く推奨されないものである。そうした宣言は、TDの裁量により、拘束力を有し、かつ/またはペナルティの対象となることがある。
例:「もしベットするなら、私はレイズするよ」といった宣言。

B: プレイヤーAが、「ベット」もしくは「レイズ」を宣言した後に、正確なベット額が知られる前に、プレイヤーBがコールしたとする。この場合、Bに対して任意の額へのコールの義務を課すという裁定を含めた、その状況に最適なベット額をTDが判断をすることとする。

60.相手のチップスタックのカウント

プレイヤーは相手のチップスタックを合理的に見積もる権利を有する(第24項)。プレイヤーはオールインベットを受けて自分のアクションのときのみ正確な額を要求することができる。オールインしたプレイヤーは数える義務はない。要求された場合は、ディーラー又はフロアがカウントする。許容されたアクションが適用される。(第49項)。チップスタックを見やすくカウントしやすくするためのルール(第24項)はカウントの正確さのために大いに役立つ。

61.お釣りを望んだオーバーベット

お釣りを得るためにベッティングアクションを行ってはならない。意図したベット以上の額を出したとき、周りのプレイヤーを混乱させることとなる。無言で出されたチップはすべてベットの一部とみなされるリスクがある。例:オープンベットが325でAが無言で200のお釣りを求めて525(1枚の500と1枚の25チップ)を出したとき。これは複数のチップルールのもと650のレイズとなる。

62.チップが後ろに残っていることが後で分かったオールイン

Aがオールインをして、コールされたあとに隠れたチップがあとで見つかった場合、チップが許容されたアクションの一部になるか否かをTDが決定するものとする(第46項)。アクションの一部とされない場合、Aは勝った場合そのチップの分を得ることはできない。Aが負けた場合には、そのチップは救われることとならず、TDは勝ったコーラーに帰属させることができる。

プレイ:その他

63.隠れているチップと移動中のチップ

プレイヤーは、トーナメントチップを見えない状態で保持し、移動させてはならない。そのようなプレイヤーは、その隠されたチップを没収され、失格処分を受けることがある。没収されたチップは、ゲームから除外されるものとする。チップを移動させるときに必要に応じてラックやバッグを提供することをTDAは推奨する。

64.落し物のチップ

落し物のチップが見つかったとき、それはプレイから除外され、トーナメント用具保管庫に戻される。

65.誤って無効化/反則/エクスポーズとされたハンド

A: プレイヤーは、ショウダウンの際に判定を待つまでの間も含め、自身のハンドを常にプロテクトしなければならない。ディーラーが、ハンドを誤って無効化したり、TDの判断でハンドが無効化されて、100%の確実性を持って特定できないとされた場合は、プレイヤーはいかなる処置も受けず、ベット分を取り戻す権利もないこととする。プレイヤーがベットやレイズし、未だコールされていない場合には、そのベットやレイズ分のチップはプレイヤーに戻されることとする。

B: ハンドが一度無効化されたものの、それが特定可能である場合、 カードが開かれてしまったとしても、プレイの続行は可能である。

66.スタッドでのデッドハンドとマック

スタッドポーカーでは、プレイヤーがアクションをする順番中にアップカードを取り上げたときには、そのハンドはデッドハンドとなる。スタッドにおける正しいマックは、すべてのアップカードを裏返しにして出すことである。

エチケットとペナルティー

67.情報開示の禁止

プレイヤーは、トーナメントにおいて、常に他のすべてのプレイヤーを守らなければならない。したがって、プレイヤーは、プレイ中か否かに関わらず:
1.ライブカードまたはフォールドしたハンドの内容を開示してはならず、
2.いかなる時もプレイをアドバイスしたり批判したりしてはならず、
3.テーブルで開かれていないハンドを推測してはならない。
1プレイヤー1ハンドルールが執行される。とりわけこのルールでは、他のプレイヤーや見学者、アドバイザーにハンドを見せたり戦略を議論したりすることが禁止される。

68.カードのエクスポーズと適切なフォールド

アクション保留中のハンドをエクスポーズしたプレイヤーは、ペナルティの対象となり得るが、デッドハンドとはならない。ペナルティはハンド終了時から開始することとする。フォールドの際には、カードはテーブル上に低く出さなければならず、故意でなくともエクスポーズしたり高く投げ(ヘリコプター)てはならない。第61項参照。

69.倫理的なプレイ

ポーカーは、個人のゲームである。ソフトプレイはペナルティの原因となり、当該ペナルティには、チップの没収 および/または 失格も含まれる。チップダンピングまたは他のいかなる共謀も失格の原因となるものとする。

70.エチケット違反

エチケット違反は、第71項における強制執行の対象となる。例には、常習的なゲームの遅延、他プレイヤーのカードやチップへの不必要な接触、順番に沿わないアクションの頻発、ディーラーの届かない場所へのベット、罵倒行為及び過度の私語を含むが、これらに限らない。

71.警告、ペナルティー、失格

A. 執行の選択肢には、口頭注意、1ハンド以上の退席、1周以上の退席、失格が含まれる。退席する周回数は、次のように決定される。ペナルティが課された時にテーブルにいるプレイヤー(違反者含む)の人数と、ペナルティとなる周回数を掛けたハンドの間退席とする。度重なる違反は更に重いペナルティの対象となる。退席となっているプレイヤーからも、アンティやブラインドは出すことができる。

B: アクション保留中にカードを見せ、カードを投げ、1プレイヤー1ハンドルールに違反する等の場合は、エチケット違反(第70項)の対象となる場合がある。ペナルティは、ソフトプレイ、不適切行為、秩序を破壊する振舞いやチーティングの場合にも行使される。リバーにおいて最後のアクションとなる場合に、絶対的なナッツをチェックする行為は、自動的にソフトプレイによる違反となるわけではない。状況に応じて、TDの裁定が下されることとなる。

C: ペナルティを受けた場合、テーブルから離れなければならない。カードは、当該プレイヤーの席にも配られ、ブラインドとアンティも出されるが、最初のディールの後にハンドを無効化するものとする。スタッドでブリングインの対象となった場合は、当該プレイヤーも、ブリングインをポストしなければならない。

D:失格となったプレイヤーのチップは取り除かれるものとする。

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2015年度版 推奨手順 ,Version 1.0, 2015年8月20日

TDA推奨手順は、エラーを減らしイベント管理を改善するための指針の提言です。この推奨手順は同時に、多くのバリエーションがある状況のために単一の共通的なルールでは対処できない場合に適用される。このような場合の最も公正な裁定には、複数のルールを適用し全ての状況を評価することが必要になる。その際にルール第1項は第一の指針となる。

推奨手順-1. オールインボタン

推奨手順-1. オールインボタン

プレイヤーのベットがオールインであることを明確に示すために、オールインボタンを使用することが望ましい。オールインボタンは(各プレイヤーが持つよりも)ディーラーが預かっておくべきである。プレイヤーがオールインした時、ディーラーは全員のプレイヤーから見えるように、そのプレイヤーの前にオールインボタンを置く。

推奨手順-2. ベットを触ることは推奨されません

ベットやレイズがされる度にチップから前のベット額を引く(Bring-in)のは、ディーリングの習慣としてよくないものである。ベットされたチップスタックの一部を減らし、その外見に影響を与えることは、アクションに影響を与え、混乱を招き、エラーのリスクを高める。TDAは、カウントが必要な場合を除き、プレイヤーがベットしたチップにディーラーは触れないことを推奨する。現在アクションを求められているプレイヤーに限り、ディーラーにBring-in(ベットされたスタックから直前のベット額を引くこと)を求めることができる。

推奨手順-3. 私物

テーブル上はチップスタック管理、ディーリング、およびベッティングのためとても重要です。テーブルとその周り(足元と通路)は、私物で散らかしてはいけない。各カードルームは、トーナメントエリアで許可されているものや許可されていないものを、明確に表示する必要があります。

推奨手順-4.順番が乱れたスタブ(配られていないデッキの一部)

配られるカードが残った段階でスタブを間違って落としてしまい、順番が変わったと思われる場合: 1)可能であれば元々のスタブの順番に再構築を試みることを最優先する。2)それができないのであれば、スタブのカードだけを用いて(マックやそれまでにバーンされたカードを混ぜない)新しいスタブを作り出すことを試みる。そのときはよくシャッフルし、カットする手順で作った新しいスタブを使ってプレイを進行する。3)スタブを落としてしまいマックやバーンカードと混ざってしまったときは、マックやバーンカードと一緒にスタブをよく混ぜ、シャッフルしてカットする手順で作った新しいスタブを使ってプレイを進行する。

推奨手順-5. 予定より早く配られてしまったカード

そのベッティングラウンドのアクションが終わる前に、時々誤って次のラウンドのボードやバーンカードを先に出してしまうことがある。以下はそれぞれのケースでの対処法である。

A: フロップのとき、フロップラウンドでのバーンカードはそのままにしておき、おかれたフロップはスタブに戻されシャッフルされる。そしてバーンカードなしで改めてフロップがスタブから配られる。

B: ターンのとき、そのカードは横に置かれる。もう一つのカードはバーンされ、通常のリバーカードはターンカードとして配られる。アクションの後、横に置かれたターンカードはスタブに戻されシャッフルされる。リバーカードはバーンカードをなしで置かれる。

C: リバーカードのとき、そのリーバーカードはスタブに戻され、置かれたバーンカードはそのままにしておく。その番のアクションが完了した場合、スタブはシャッフルされリバーカードはバーンカードなしで配られる。

D: スタッドゲームでの対処法
追加のカードが配られ、そのカードは早く配られてしまったカードの横に、残っているプレイヤーのために、全体のラウンドのカードを表すために、置かれる。そのラウンドが終わったら次のストリートについては通常通り、バーンとディールが行われる。最終ストリートにたどり着いたら、早く配られてしまったカードおよび追加で横に配られたカードは、スタブに戻される。スタブはリシャッフルされ、そして、最後のストリートのカードが配られる。

推奨手順-6. プレイヤーの効率的な移動

テーブルブレイクやバランスの際のプレイヤーの移動は、ブラインドを逃したり、あるいはゲームの遅延にならないよう、迅速に行われなければならない。可能であれば、プレイヤーのチップの持ち運びにはラックを用いるべきである。またプレイヤーが不必要に大量のチップを持ち運ぶことにならないよう、充分なチップのカラーアップが行われなければならない。(ルール第9項、第10項、第58項 参照)

推奨手順-7. ディーラーの交代のタイミング

ディーラーの交代は、休憩やブラインドアップの90秒前は避けることを推奨する。これは、ゲームの極めて重要な段階で時間切れになるのを避けるためである。

推奨手順-8. ハンドフォーハンドの手順

A: 払い出しを受ける資格は次のようなアナウンスで開始となる。
「現在プレイ中のハンドが終了後、ハンドフォーハンドとなります」
その進行中のハンドにおいて、インザマネーとなるのに十分な人数が飛んでしまった場合、飛んだプレイヤーについても払い出しを受ける可能性がある。
例: 50人入賞のNLHEのトーナメントで、アナウンスが行われた時に52人が残っており、そのハンドで3人が一度に飛んだとする。これら3人のプレイヤーは、50位に払い出される額を分け合うこととなる。

B: ハンドフォーハンド中、実際にハンドがどれほどの時間をかけてプレイされたかには関係なく、それぞれのハンドに対し予め設定された時間を掛けて進められる。TDA標準は1ハンドにつき2分である。2分進行はアナウンスの瞬間にプレイされているハンドから始まる。
例: 「現在プレイ中のハンド終了後ハンドフォーハンドとなります」とアナウンスがあった瞬間、現在のレベルの残り時間が17:30だった場合、次ハンドの開始時間は15:30にセットされ、その次ハンドは、13:30から始まることとなる。

C: プレイヤーたちがレベルの変わるタイミングを明確に知ることのできるよう、それぞれのハンドに対し、可能な時はいつでも、時計を2分から減らすこととする。

D: 1ハンド2分づつの時間経過及び新しいレベルに達した場合は、ブラインドも上がり続けるものとする。

E: ハンドフォーハンド中、プレイヤーたちは自席にとどまっていることが推奨されるものの、要求事項ではない。

F: ハンドフォーハンド中、オールインコールがあった場合、プレイ中である全てのプレイヤーのカードは裏向きにされなければいけない。
ディーラーは、命じられるまで追加のカードを配ってはならない

推奨手順-9. トーナメントスタッドのディーリング手順

A: ヘッズアッププレイにおいて最初のプレイヤーのリバーカードが表向きに配られた場合、相手のカードも、表向きに配るものとする。マルチウェイの場合、残りのプレイヤーは裏向きに配るものとする。どちらの場合においても、6thストリートで最初にアクションをしたプレイヤーからプレイをスタートすることとする。リバーのカードが表向きとなったプレイヤーは、オールインを宣言(し、メインポットへの、それ以降のベットには参加しない)することもあるが、当該プレイヤーはリバーにおいて、任意のプレイヤーがオープンのべットをする前に、それを行わなければならない。

B: 自席にいない プレイヤーへのカード(第29項を参考のこと)は、無効化される。4thストリートのカードは、そうしたプレイヤーには配られらないこととなる。

C: スタッド(やスタッド8)のハイハンドや、ラズのローハンドで見えている二人以上のハンドが同じであった場合、どちらのゲームにおいても、スートによるハイカードを持つプレイヤーからはじめに、ベットアクションをスタートさせる。

D: ローカードを配られたプレイヤーがアンティの時点でオールインとなっている場合、ベットアクションは、当該プレイヤーの、左隣のプレイヤーからはじめるものとする。チップを持つプレイヤー達は、少なくともブリングインするか、フォールドしなければならない。

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付録 2015年版 ルール Version 1.0, 2015年8月20日

Poker TDAは、2001年に設立されたポーカー業界の任意団体です。ポーカートーナメントルールの世界的な統一性を高めることが使命です。Poker TDAルールは、ハウスルールを補足するものです。ハウスルールとの競合があったときは、ハウスルールが適用される。

ルール9: ブレイクするテーブルでの2ステップのランダムな手順

ツーステップランダムとダブルブラインドによって、新しく席を割り当てる際に不正がないことを示すことができる。以下は例である。1)ブレイクするテーブルでプレイヤーにシートカードを見えるようにし、裏向きにしてシャッフルしたあと束にする。2)ディーラーはプレイヤーに表向きでカードを1枚づつ配る。シートカードは、強いカードとスートを持っているプレイヤーから順番に配る。

ルール15: オールイン時のホールカードのフェイスアップ

このルールは、少なくとも一人のプレイヤーがオールインをし、他のプレイヤーにこれ以上のベッティングアクションの機会がないとき、全てのプレイヤーのホールカードが表にされるということである。ショーダウンまでカードの開示を遅らせることはなく、メインポットにしか関与していないプレイヤーのカードの開示を、サイドポットの決着がつくまで遅らせることもない。ショーダウンより前のいずれのストーリーにおいても、ベットアクションが完了したとき、その時点でカードを表向きにし、残りのコミュニティーカードをめくる。

例1. ノーリミットホールデムにおいて、二人のプレイヤーが残っている。プリフロップにおいて、ショートスタックのプレイヤーAがオールインをし、プレイヤーBにコールされた。この時点でAとBの両方のダウンカードは表にしなければならない。そして、バーンをし、リバーを開き、ショーダウンに直接進まなければいけない。

例2. ノーリミットホールデムにおいて、三人のプレイヤーが残っている。プリフロップでショートスタックのプレイヤーAがオールインし、プレイヤーBとCの両方にコールされた。このとき、BとCの両方が、更なるベットアクションが可能なチップを持っているため、カードをまだ表向きにしてはいけない。

フロップにおいて、BとCがチェックをした。ベットはまだ可能なので、まだカードを表向きにしてはいけない。

ターンにおいて、Bがオールインをし、Cがコールをした。この時点で、これ以上のベットが不可能なので、A、B、Cのカードをすべて表向きにしなければいけない。バーンをし、リバーを開き、ショーダウンに進まなけれないけない。まず初めに、BとCの間のサイドポットを与え、その後、メインポットを与える。注意: BとCの間のサイドポットが与えられるまでに、Aのカードを裏向きにしておくことはない。

例3. ノーリミットホールデムにおいて、三人のプレイヤーが残っている。プリフロップにおいて、最小スタックのプレイヤーAが700のオールインをし、数千チップをどちらも残しているプレイヤーBとCの両方にコールされた。BとCは両方とも更なるベットアクションが可能なチップを持っているので、この時点ではまだカードを表向きにしてはいけない。

プロップにおいて、BとCがチェックした。ベットアクションはいまだ可能である。そのため、まだカードは表向きにしてはいけない。

ターンにおいて、Bが1000ベットし、Cがコールした。BとCの両者ともに、いまだチップを持っていて、リバーが配られるのが残っているので、ベットアクションはいまだ可能である。そのため、まだカードを表向きにしてはいけない。

リバーにおいて、BとCがチェックした。ベットアクションは終了し、ハンドがショーダウンの段階となっているため、AとBとCはハンドを表向きにしなければいけない。まず初めに、BとCの間の2000のサイドポットを裁定する。その後、メインポットの裁定をする。注意: BとCの間のサイドポットが与えられるまでに、Aのカードを裏向きにしておくことをしてはいけない。

ルール17: ハンドの開示要求

例1: ノーリミットホールデムにおいて、三人のプレイヤーが残っている状態。リバーの段階では誰もベットもオールインをしていない。ショーダウンでプレイヤーAはカードを裏向きにして投げ、ディーラーがそれらをマックした。Bは表向きにカードを示し、Cは裏向きのままカードを押し出した。この場合Bは自分だけカードを見せたことになるので、Cにハンドを見せるよう要求するかもしれない。しかしこの要求はTDの裁量に委ねられる。というのも、リバーの段階でプレイヤーBはベットしておらず、ハンドをみる権利が無いとみなされるからである。AとCは自分のハンドを見せておらず、またその時点でカードを持っていないので、他者にハンドの開示を求めることはできない。

例2: ノーリミットホールデムにおいて、四人のプレイヤーが残っている状態。リバーの段階でプレイヤーAは1000ベットし、Bはコールした。Cが5000にレイズした後、D、A、Bは皆コールした。オールインした者はいない。Bが表向きにカードをショーし、Dはすぐにカードを裏向きで捨て、それをディーラーがマックした。Cは裏向きでカードを押し出し始めた。ここではAとBはCのハンドの開示を要求することができる。理由は以下の通りである。1)この二人はリバーの段階でCと同じく最も多くベットしている。2)二人はカードを所持している。Dは手札を開示せずフォールドしたので、Cのハンドの開示を要求する権利は無い。この状況下でBがAのハンドの開示を求めるなどの、他の要求(他のコールした者のハンド開示要求)は全てTDの裁量に委ねられる。

ルール19: 奇数チップの授与

ハンドが同価値を持っている場合(オマハハイローのホイール(A2345))は、ポットを可能な限り平等に分けなければいけない。

例1: オマハハイローのスプリットにおいて、二人のプレイヤーがハイとローの両方となる、2-3-4-5-6のレインボーで勝ったとする。プレイヤーAは6のスペード、Bは6のクラブである。 最小のデノミまで分割されたチップが全て66であるポットがある。可能な限り公平な正しいチップの分配の仕方は、Aに33、Bに33である。間違った分割の仕方は、次のようなものである。まずハイに33、ローに33を分ける。そしてハイにおいて残った1枚のチップをマークの優劣によりAに与え、ローにおいても同様にマークの優劣で残った一枚をAに与える。そうしてしまうと、結果、Aが34、Bが32となってしまう。

例2: セブンカードスタッドハイローにおいて、二人のプレイヤーがハイとローの両方となる、2-3-4-5-6で勝ったとする。プレイヤーAは6のスペード、Bは6のクラブである。 最小のデノミまで分割されたチップが全て66であるポットがある。可能な限り公平な正しいチップの分配の仕方は、Aに33、Bに33である。間違った分割の仕方は、例1と同様。

ルール39: 宣言の拘束、順番でのアンダーコール

例1: ノーリミットホールデムでブラインドが1000-2000のとき。ポストフロップでプレイヤーAは2000ベットし、プレイヤーBは8000にレイズした。そのあとプレイヤーCは黙って2000押し出した。Cはアンダーコールしたということになる。ルール39-Bにより、Bはベットした者ではないので(このときAである)、この時点ではマルチウェイである。TDの裁量により、Cは正しくコールするか、もしくはアンダーコールした2000を没収され、フォールドさせられることもありうる。

例2: ノーリミットホールデムでブラインドが1000-2000のとき。プリフロップでプレイヤーが四人残っている状態。プレイヤーAは8000ベットし、Bは黙って2000押し出した。ルール39-Bにより、プレイヤーBはアンダーコールしたことになり、ベットされた8000を正しくコールしなければならない。

例3: ノンリミットホールデムでブラインドが1000-2000のとき。プレイヤーAが2000ベットし、Bが8000にレイズした。Cは「コール」と言った。ルール39-Aにより、プレイヤーCはコールを宣言したことになり、8000を正しくコールすることが義務ずけられる。

ルール40-B: 実質的な順番に従わないアクション

順番を外したアクションにより飛ばされたプレイヤーは、アクションする権利を守らなければならない。合理的な時間が経って、アクションを飛ばされたプレイヤーが実質的なアクション(第35項)まで何も言わず、順番を外したアクションが左で起こった場合には、その順番を外したアクションは拘束力を有する。飛ばされたハンドをどのように扱うかを決めるためにはフロアを呼ぶこととする。

例1: ノーリミットホールデムにおいて、ブラインドが100-200。シート3のUTGが600にレイズ。シート4が飛ばされ、シート5が順番を守らないアクションとして、600をコール。シート6は少し考えフォールドした。今、シート4の左に、チップが巻き込まれいる、アクション中のプレイヤーは2人いる。この2人のチップを残ったプレイヤーのアクションは、実質的なアクションとみなされる。また、シート4は、飛ばされた旨を申告し、ディーラーの注意を喚起するのに十分な時間を持っていた。シート5によるコールは、現在、順番に従わない(ながらも)実質的なアクションであるために、拘束力があり、シート6による順番に粗違わないフォールドも拘束力がある(ルール50)。シート4のハンドの運命については判断を下すために、フロアが呼ばれることとなる。

例2: ノーリミットホールデムにおいて、ブラインドが100-200。3人のプレイヤーがターンを見るために残っている。ディーラーがターンのカードを開いた後、UTG(シート3)のプレイヤーが600をベットした。シート4のプレイヤーのアクションが飛ばされ、シート5のプレイヤーがチェック、シート6のプレイヤーが600のベットという、順番に従わないアクションを行った。シート4のハンドの運命について決定を下すために、フロアーが呼ばれることとなる。

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ルール43: 現在のベットラウンドにおける最大の直前のベット/レイズ

順この条では、現在のベットラウンドにおける、直前のベッターによる、最大の追加アクションまたは「最後のルールに従った増分」について言及する。

例1: ノーリミットホールデムにおいて、ブラインドが100-200、ポストプロッフにおいて、Aが600のオープン(ベット)をした。Bは計1600(1000上げ)にレイズした。Cは計3600にリレイズ(2000上げ)した。もしDがレイズしたい場合、彼は少なくとも「そのベットラウンドにおける最大のベットもしくはレイズ額」(ここでは2000)をレイズしなければならないため、Dは少なくとも2000分を上乗せしたレイズである5600以上としなければいけない。Dのミニマムは、Cの合計ベット額である3600ではなく、2000の追加レイズとなる。

例2: ノーリミットホールデムにおいて、ブラインドが50-100、プリプロップにいてAがUTGでトータル150(ベットの増分は50)となるオールインをした。つまり、100のブラインドベットと、それに対して計50の増分のあるオールインがされているわけである。どちらが多いでしょう(0からビックブラインド100、ビックブラインド100からオールイン150)。このときは、0からビックブラインドの100の増分が、「そのベットラウンドにおける最大のベットもしくはレイズ額」である。そのため、プレイヤーBがリレイズしたいとき、少なくとも100分レイズした計250以上としなければいけない。

例3: ノーリミットホールデムにおいて、ブラインドが100-200、ターンにおいて、Aが300をベットした。Bが2枚の500チップにより(700増分の)計1000のレイズとした。Cはコールするなら1000であるが、Cがレイズしたいとき、Bのレイズ分の700である「そのベットラウンドにおける最大のベットもしくはレイズ額」を増やす必要がある。そのため、Cのミニマムレイズは700の増分となる計1700のレイズである。彼のミニマムレイズはBのトータルのベットである1000ではないことに注意する必要がある。

例4-A: ノーリミットホールデムにおいて、ブラインドが25-50、Aが増分75の計125のレイズをした。さらにBがレイズするときは、「そのベットラウンドにおける最大のベットもしくはレイズ額」が75であるため、125に増分75を加えた計200以上である必要があります。そこで、Cが300のレイズ額をのせ、計500となるレイズをしたとする。次にDがレイズをする場合、「そのベットラウンドにおける最大のベットもしくはレイズ額」が300のため、ミニマムレイズは800となる。

例4-B: ノーリミットホールデムにおいて、ブラインドが25-50、Aによる450の増分計500のレイズに対して、BとCがコールした状態であるとする。このとき、「そのベットラウンドにおける最大のベットもしくはレイズ額」は450であるから、Dがレイズしたい場合、計950以上である必要がある。

ルール44: 再オープニングベット

例1: 一連の合計がフルレイズに達するオールインと再オープニングベッティング

ノーリミットホールデム、ブラインド50-100。ポストプロップでAから100計200ののミニマムレイズ。Bが計125となるオールインをし、Cが125をコールした。Dがトータル200となるオールインをし、Eが200をコールした。

計100の増分であるレイズがなされ、Aにアクションが戻ってきた。100はフルレイズの額を満たしており、再オープン(レイズ)されているので、Aはフォールド、コール、レイズ、のいずれもできる。ちゅういしなければいけないのは、Bの増加分25とDの増加分75は、ともにそれだけではフルレイズに満たない。「アクションが戻ってきた際に、少なくともフルレイズに直面しているプレイヤー」に対するフルレイズと再オープン。

例1−A: 最後に、Aがスムースコール(増加分100計200)した。このとき、Cは125をすでにコールしており、いま75の増分である200に直面している。75はフルレイズに満たいないため、Cに対するベットは「再オープン」されているとはいえないため、は75を足してコールするか、フォールドのどちらかをえらばなければならない。

例1-B: 最後に、Aが100増分計300のミニマムレイズをして、Cにアクションが移った。Cはすてに125をコールしていて、直面している300との差額は175でフルレイズ額を満たしている。したがって、Cは「アクションが戻ってきた際に、少なくともフルレイズに直面しているプレイヤー」となるため、フォールド、コールのほかにリレイズができる。

例2: ショートオールインでの2つのシナリオ

ノーリミットホールデムにおいて、ブラインド2000-4000。プリフロップでAがBBに対して4000をコールし、Bがフォールド。Cが計7500となるオールインをした。これにSBまでフォールドで回り、SBもフォールドした。

例2-A: まだアクションをしていないBBは、フォールド、コール、通常のミニマムレイズ額8000に増分3500(7500とコール額4000との差額)を加えた計11500以上のレイズができる。ここでBBは3500を加えスムースコールし、アクションはAに移った。Aは一度アクションをしていて、フルレイズに満たない3500増加のベットに直面している。そのため、Aはフォールドか、追加3500のコールしかできない。理由は、フルベットになっていないから。

例2-B: BBがミニマム4000増分の計11500となるレイズをした。これはAに対して7500の増となっているため、フルレイズの条件を満たしており、Aに対して再オープンされているため、Aはコール、フォールドのほか、リレイズができる。

ルール46: 複数チップのベッティング

ベットに際し、レイズを先に宣言することなく、複数の同一単位のチップ(を投入することは)、1枚のチップを引いてもコールの額未満のときには、コールとみなされる。1枚のチップを除いた場合にコール額以上あるときは、第41項の50%の基準に従う。

例1: 1枚のチップを引いてもコールの額未満のときには、コールとみなされる。
1-A:フロップでプレイヤーAが1200ベットし、Bが無発声で1000を2枚出したとき。これは、 どちらかのチップを除くと1200を下回るため、コールとなる。
1-B: ノーリミットホールデム、ブラインド250-500。プリフロップでUTGがレイズ600・トータル1100。次のプレイヤーが無発生で500点1枚と1000点1枚を出した。これは、500点か1000点のチップを除くと1100を下回るため、コールとなる。

例2: 1-Bのとき、UTG+1のプレイヤーが無発声で1000を1枚と100を5枚出した。このとき、コール額以外の4枚の100は取り除かれ、1100のコール分を残す。さらに、ルール41に従って、ミニマムレイズの増分は600の50%は300となる。このため、UTG+1はコール額の1100に300を足した1400以上を出しているので、フルレイズの1700と判断されます。UTG+1はレイズしなければならない。

例3: 例2同様に、UTG+1のプレイヤーが無発声で1枚の1000と、3枚の100を出した。このとき、1100を除いた増分は200で、ミニマムレイズ額の50%の300に達していないため、コール扱いとなる。

ルール52: 変則的でわかりにくいベット

複数の意味に取れるようなベット宣言をしたときは必ず損をする。

もし宣言されたベットが複数の意味合いを持つとき、どの意味がもっとも妥当かTDが判断することがある。決定要素としては以下の事などが含まれる。1)ベットの規則、2)直前のベットの増額量、3)その時のポットのサイズに対するベットの価値(額)

例1: ノーリミットホールデムでブラインドが75-150のとき。プレイヤーAはSB,
プレイヤーBはBB。プレイヤーC、D、Eはコールした。ポットには675ある。プレイヤーFは「レイズ、5」と宣言し、5000チップにゆっくり手を伸ばし前に投げた。チップを投げる前に宣言したので、発せられた「5」に基づきベットを決定する。ベットの増加量は100台で、ポットは500より少し大きい状態である。このときベットは500とも5000とも取れる。しかし直前のベットアクションとポットを考慮すると、500が自然であるとみなされ、ベットの規則にふさわしいと判断できる。

例2: ノーリミットホールデムでブラインドが75-150のとき。プリフロップの段階でポットには3200ある状態。ポストフロップでプレイヤーAは2000ベットし、プレイヤーC,D,Eはコールした。ここでポットは11200。プレイヤーAは「ベット、5」と宣言し、5000チップを前に投げた。のときベットは500とも5000とも取れる。しかし直前のベットアクション(1000単位での増加)とポット(プレイヤーAのベット額の倍以上)を考慮すると、5000が自然であるとみなされる。しかし、ベットを500と判断することが、そのゲームには適切とTDがみなすことがある。

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