「今でも夢のよう」マカオ挑戦への意気込み
シーズン10: GRAND FINALのメインイベントで優勝し、ことし10月にマカオで開催されるポーカーの国際大会「Asia Championship of Poker(ACOP)」に挑戦するリュックさん。優勝までのエピソードとマカオへの大会にかける想いを聞きました。
東 隆宏 – TAKAHIRO HIGASHI
ポーカーネーム:リュック(システム開発会社勤務)
ポーカー歴8年。都内アミューズメントカジノ店でポーカーをはじめ、奥深さに魅了される。都内を中心にアミューズメントカジノなどでのポーカーイベントで腕を磨き、ことし6月には2回目となるジャパンオープンに出場。シーズン10: GRAND FINALのメインイベント(328人参加)で優勝した。東京のアミューズメントカジノ「カジノクエスト」で祝勝イベントが行われるなど、多くのポーカープレイヤーから祝福を受けた。
大阪出張がジャパンオープン出場のきっかけ
リュック:カジノクエスト代表という感じになっていまうが、実は大阪のブラフバー代表なんです。出張中に時間が空いたので、大阪で最も有名なポーカールーム ブラフバーに遊びに行きました。そのときにジャパンオープンの予選をやっていて、権利を取ることが出来ました。東京に帰ったあとも追加でチケットが欲しかったので、カジノクエストに行って、そこでもチケットが取れて。今回優勝できたのは運のおかげ。本当に。運が良かったです。今までずっとポーカーをやっていなくて、ちょっと思いつきで出て、たまたまそのときに運良く勝ったら、スポンサーシップが大きかったんですよ。本当に申し訳ない気持ちです。
優勝したリュックさんは、ことし10月にマカオで開催されるポーカーの国際大会「Asia Championship of Poker(ACOP)」のメインイベントに、ジャパンオープンからのプロ選手として挑戦します。参加費はなんと100,000香港ドル(130万円ほど)。世界選手権(WSOP)のメインイベントよりレベルが高いとも評されているイベントで、リュックさんの結果に期待が集まっています。
賞金額1億円を超える大会、“今でも夢のよう”
リュック:しばらくポーカーをやってなかったのは、弱くて勝てないから面白くなかったからです。ゲームって勝てないと面白くないんじゃないですか。ポーカーのスキルというか、戦略とかあるんじゃないですか。同じトーナメントでも、自分のスタイルを途中でギアチェンジとか、相手にアジャストしたり、というのもあるみたいですし。勉強しなきゃと思って、最近はちょっと練習でやってはいますけど、全然勝てないですね。私の知識が古いんですよ。3年とか4年前の勉強したものだから、最近はまた変わってきているんで、最近の若い人達のやり方から見ると、古臭いおっさんのやり方をしてるんですね。だから追いつかないと。
ポーカーの魅力。
リュック:プレイヤーの裁量が結果に大きく影響するっていうか、そういう意味ではゲーム性が高いですね。まず自分の持っているカードを見て、次は相手が何を持っていて、そのあとは相手が自分のことをどのくらい強いと思っているか、でだんだんレベルが上がってくるんですね。あと、序盤はいろんなレベルの人がいる中で戦うことになります。相手によってはブラフが効かない場面も出てきして、それが面白いですね。
ACOPで勝ったら、恩返しがしたい。
リュック:もし賞金を獲得できたら、飲み会とか、何かのイベントにスポンサーするとか、全くノーアイディアです。でも、トーナメントのしょぼいスポンサーシップコスト出せるかなーと思っています(笑)。もし優勝なんかしたら、すっごいポーカーイベントのスポンサーになりたいな。
これからもジャパンオープンに挑戦します。
リュック:ジャパンオープンの東京は何回も権利を取ろうと予選に出たんですけど、4回位負けています。権利を取れたら出たいと思います。もちろんGRAND FINALも参加したいですね。バルセロナとかモンテカルロに行きたいもん(笑)。ジャパンオープンNAGOYAは、招待していただいたんですけど、ACOPのメインイベント早く飛んだら出れるということなので、名古屋に出られないように頑張ります (笑)